𠮷本作次「絵画の道行き」@名古屋市美術館
ギリギリ滑り込みセーフで行ってきました。
展示をやっていることに全然気がつかず、とあるイベントでチラシを見かけてようやく知ったのですが、このチラシの作品、、、すごすぎやしないでしょうか。
最近謎の体調不良に見舞われて、スマホばっかり見ていたらさらに目までやられて、でも何か読みたくてしょうがないというときにこのチラシをずっと見ていました。
直線と曲線、止まっている面と動きのある面の対比とか、奥行きの遊びとか、古典からの引用とか、もっと絵画に詳しかったらさらに楽しめるところが多い作品だと思います。
さらにデザインも良い。このフォント選びと、作品を邪魔せずテーマを伝えるタイトルの載せ方。。いや素敵だわー。
𠮷本先生には大学時代に少し作品を見ていただいたこともあって、特に卒業制作展の際は大変お世話になりました。
(具体的にいうと、訳あって学校を休んでいた時に意図しなかった方の作品が卒展の出品作に指定されてしまい、こりゃ困ったと思っていたところを助けていただきました。おかげで本来出したかった方を展示でき、その作品をきっかけにギャラリーの方に声をかけていただいたりで本当にありがたい限りだったのです)
先生は講評の時、今はわからないですが星占いベースで語ってくださることがあり、面白いなー、でもなんでかな?などと思っていたのですが、この展示を見て私なりに理解したのが、ああ、私のような凡人と先生のような天才がコミュニケーションをとるには、何か共通語というか、メディアが必要だったのだなということです。
とにかくすごすぎました。
わー、きれいだな、素敵だな、ワクワクするな、とかではなくて、「うっわ、すんごいんだわこの方」
という感想になってしまいました。
冒頭でも書いたのですが、もっと絵画に詳しかったらもっともっと脳汁全開でこの才能を楽しめただろうにな。。。私なりのペースでも良いから、天才の感性を楽しむために、もうちょっと学びをすすめたいなと思ったのでした。